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卒論の書き方、教えます。

「卒論書き方」で検索してきたアナタに。

卒論の書き方、教えます。

卒論は、それまで書いてきたレポートや自由研究とは異なります。きちんと「論文」の体裁を取っていることが必要条件になります。

まず卒論のテーマを決めるところから始めますが、そのテーマの研究が今までなされていないこと(新規性)や、その研究にどのような意味があってどのようなことに役立ちそうであるか(有用性)を考慮に入れることが重要です。大学の研究は、「単に興味があるから」という理由で行われることも多いのですが、やはりそれだけではなく、より説得力のある目的があるほうが望ましいのです。

自分の決めたテーマの研究が今までになされていないことは、論文の検索を十分行って、事前に確認しておかなければなりません。そのさい、類似する文献を集めて、先行研究の参考文献としておけば、後で楽になります。実験方法や研究背景など、内容も参考にできます。文献の最後には参考文献のリストが載っていますので、さらにそこから自分のテーマと関連の深い文献を探すことができるのです。同じテーマの研究であっても、文献によって結果が異なってくることも多いので、重要な部分の参考文献は一つだけでなく複数集めることが大切です。

卒論に必要な調査や実験をすべて終えてから卒論の執筆に取り組む学生も多いかもしれませんが、可能なら、調査や実験の途中から卒論の執筆に取り組むことをお勧めします。なぜなら、実際に卒論を執筆し始めてから、「あのデータも必要だ」と気がつき、追加の実験や調査をしなければならないことが多いからです。最初から完璧な卒論は書けないのが当たり前なので、最初は大まかに構成を作り、実験の予定の部分は空欄にするなどして、全体像をつかむことが重要です。

卒論の構成は色々ありますが、表紙や裏表紙を除けば、本文の最初に概要(摘要、Abstractともいいます)がきます。その次に目次がきて、本論、結論、参考文献の順になるのが基本的です。概要では、卒論の内容について一頁程度にまとめることによって、そこだけ読んでも研究内容が分かるようにします。目次には、第何章が何頁から始まるかを記載します。

本論が論文のメインとなるところですが、さらに理系では、導入、材料と方法、結果、考察という構成を取ることが多いのです。文系では、「材料と方法」の章が論文で使用する用語の説明になるなど、研究内容に応じて構成は変わります。

導入の部分では、研究の背景や目的など、今までの先行研究でどのようなことが分かっていて、どのようなことが分かっていないか、それに対してこの自分の研究ではどのようなことを明確にしようとするのかを論理的に説明します。ここで、参考文献を多数引用します。研究背景などは、先行研究と一致することが多いのですが、決して「コピペ」することなく、自分の言葉で書き下しましょう。文章などをそのまま引用する場合は、必ず参照文献をカッコ内に引用しましょう。

材料と方法の部分では、理系など実験を行う研究では、どのような材料を用いてどのような方法で実験したかを説明します。その部分の書き方は、似たような実験を行っている参照文献が参考になります。実験に使用する器材や試薬などの一般名と商品名、メーカー名、ロットなどのどこまでの情報が必要かを事前に把握しておけば、実験をしている段階で、きちんと記録することができます。

結果の部分では、実験や調査を行った結果を、あくまで客観的に記載します。例え予想と異なる結果が得られたとしても、その考察は次の部分で行うので、客観的な事実のみを記載するようにします。模式図や写真、表なども適宜入れると分かりやすくなります。

考察の部分では、得られた結果に関して目論見通りに結果が得られたかを評価し、予想外の結果だった場合は何が原因と考えられるかを記載します。さらにどのような研究が必要であるか、どのような研究に発展しうるか、などを考察します。

結論の部分では、研究全体で明らかにしたことを記載し、今後の課題など将来への展望にも言及します。結論の次に、短く謝辞を書きます。指導教官やお世話になった人へのお礼と、研究が科研費等で行われた場合はそれについても記載します。

最後に、参考文献を列挙します。論文中で記載した順番に並べる場合と、著者のアルファベット順に並べる場合など、何パターンか記載方法があります。統一したルールですべての参考文献を記載します。
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