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LGBTを卒論のテーマにする場合、どう書けばいい?

LGBTを卒論で論じたい。でも、どうやって?

LGBTを卒論のテーマにする場合、どう書けばいい?

 LGBTに関しての今みで発表されてきた論文を集められるだけ集めて、その中から現代の状況を見比べてみて、感じたことを、はじめに、第一章、二章、三章、おわりに、の形に沿ってまとめるのが一番確実だと思います。
 テーマとしては生きづらさ、理解されにくさなどの部分を切り口にして、もし可能であるならば、その特徴を持つ方などに実際にインタビューしてみて、ドキュメンタリー風に仕上げてもよいかと思います。
 彼らが困ることの上位にはトイレの問題があります。身体は男でも心は女性であるため男子トイレに入れずに、多目的トイレに逃げ込むような形で用足しをしなくてはならない。実に屈辱的で気の毒でならないです。余談ですが、史記を記した司馬遷は、友の罪状を被り、宮刑として宦官に身を窶し、男でありながら女の身体として生きることを命じられました。司馬遷はこの上なくこのことをはじましたが、それにより無味乾燥だった歴史書の史記が、人物に焦点を当てるような書き方に変わり、作品としての厚みがでたと言われています。過酷な運命にもめげずに立ち向かう強さが大事です。
 また、同様にお風呂も彼らは抵抗があります。男性の身体を手術して完全に女性となり、ホルモン注射を2週間に一度くらいの頻度で打ちながら暮らしている方はまだマシです。そうでない場合は、共同浴場には入れないでしょう。見た目の性に我慢して、心とは違うお風呂に入るのはかなり辛いです。女性が男性の風呂にはいらなくてはならない、あるいは男女混浴の浴場に浸かることを想像すると、割合身近に感じられてくるのではないでしょうか。
 最近では、都市部の小中学で男女ともに全部個室にしたトイレを作ったとの報道があり、ある分前進してきたかのように思われますが、田舎にいくとまだ昔の雰囲気は多分に残っておりますので、なかなか辛い環境は続いているのではないでしょうか。
 一つの手がかりとなるのは、哲学者イマヌエル カントの書いた、純粋理性批判という本ではないかと思います。この本はかなり難解で一読しただけではなかなかその意味する内容は理解できないかもしれません。人間の自由意思を物自体と表して、何故人間は自由に活動できるのかを著しています。その中で、道徳と欲望という内容がまだ理解しやすいのではないかと感じました。
 例えば、電車やバスなどの公共の乗り物などに乗っていたとします。お年寄りや、体の不自由な方が次の停留所から乗ってきて、目の前に立っているとします。彼らに席を譲るとしたら、この行為はどう位置づけられるかという内容です。一般的に言うならば、席を譲るならば良いことをしたから道徳の範疇に入るかと思いきや、カントによるとこの行為は欲望に入るとのことでした。理由としては、これはただ席を譲りたかったという欲求を満たしただけという範囲を抜け出ていないとのことでした。相手が本当に何を望んでいるかまで考えて行動しないと、道徳には入らないのだそうです。
 これはLGBTの方にも当てはまるのです。変わっている方、気の毒な方と色眼鏡でみるのではなく、自分がされて心地よいと感じる態度で接することが一番のように思えます。
 必要以上に世話を焼かれとありがたいと思うより、迷惑と感じることが多く、ある時はそっと見守ってくれることが有り難いと思うのではないでしょうか。折角親切にしたのに感謝されないという場合は、カントによる批判がまさに正鵠を得ている場合なのではないでしょうか。一日も早く、普通に暮らせるように行政からの働きかけも大事ですが、その根本には個々人による意識改革がまずは先決のように思われます。以上な形でまとめてみては、いかがでしょうか。
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