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卒論発表、パワポはどう乗り切る?

卒業論文、パワーポイントの発表の方法。

卒論発表、パワポはどう乗り切る?

1.全体的に注意すべきこと
まず、発表時間は1人10分、20分の発表時間ですが、そのうち、質疑応答が何分かを調べて、自分の発表時間が何分かを確認しておくことが必要です。発表時間が短すぎる、長すぎるというのは問題だからです。発表時間によって、準備するパワーポイント枚数、説明内容がどの程度の時間配分にするかを考える必要がある為です。大体の目安は1枚1分程度で話をすることが一般的なケースです。1枚目は表紙で卒業論文テーマ、大学名、研究室名、発表者の名前等の情報を記載するページです。2枚目は卒業論文での目次に当たる部分、ページになります。即ち、本日の発表内容になります。大枠では
 1-1 はじめに、研究背景・目的
 1-2 研究内容(具体的に行なった実施内容)
 1-3 研究結果
 1-4 研究結果考察
 1-5 まとめ
という発表ストーリーをイメージして、各節の部分にどういったことを記載すればよいか、どんな図を利用すればよいか、どんな結果を記載すればよいかを考えていきます。最後の時間調整で構いませんが、1-1、1-2、1-3、1-4、1-5に移る際に大枠の目次を再度、表示して、聴講者にどこを説明しているのか「次に、、、について、説明します」と付け加えると、聴き手は分かり易いです。このページは1枚作れば、使いまわしできます。話をする節のフォント色を変えるなり、工夫をすると、更に分かり易くなります。

上記の大枠内容で各一枚には収まらないでしょうから、無理にフォントを小さくするのではなく、複数の枚数に分けた方が良いです。例えば、研究結果を3枚にした場合、ページのタイトルを研究結果(1/3)、研究結果(2/3)、研究結果(3/3)という様な工夫をすると、見やすくなってきます。

2.図、表は卒業論文で使ったものを使えば、効率的になる
一般的には、卒業論文を提出して、あるいは出来上がって、論文発表の順になることでしょう。その為、卒業論文で自分が作成した図面、研究背景や研究目的のポンチ絵、研究結果は卒業論文で使ったものを使えば良いので、こういった所は作業効率を考えて、選ぶのが効率化のコツです。

3. 簡単な発表メモ書きを作っておく
ワードで作れば、手書きではないので、何度も書き直しできるので、発表するべきことを箇条書きにして、置くことも良い方法です。その理由は、しゃべること全てを発表のパワーポイントに書くことはできないでしょう。また、発表するべきことを丸暗記できれば良いですが、その為には、数10回練習しないと覚えきれないでしょう。普段の冷静な状態で覚えていても、発表の壇上に上がった途端に、頭の中が真っ白なんてこともあるものです。極力、メモ書きは見ずに発表するのがベストですが、たまに、ちらちらと見る程度、あるいは、緊張した時のお守り代わりと思っていれば良いです。

4. 各ページにはそのページから言えること、まとめを付ける
はじめに、研究背景、目的等、蚊全てのページにそのページに関するまとめを付ける必要はないですが、例えば、研究結果のページには、各ページで、何が分かったのか、何が研究成果として言えるのか、自分は何をアピールしたいのかを箇条書きで記載しておくことがコツです。この時、このまとめの部分はページの上、あるいは、下に統一しておきましょう。また、枠や色も統一しておくと、聴講者には分かり易いです。この時、一つのテクニックとして、そのページを表示させる時に、いきなり、まとめまでを表示せずに、パワーポイントのアニメーション機能を使って、結果の話をしてから、「この結果から、以下の様にまとめられます」と言って、まとめの箇所を遅れて表示させることがコツです。アニメーション機能が使えない人はまとめなしのページとまとめ付きのページに分け、次のページを表示して、まとめまでを見せる方法もあります。

5. 発表するにあたっての注意点
論文発表は誰しも、緊張するものです。卒業論文発表では学科全体で行なうケースもあるでしょう。いつもの研究室の輪講の様な感じには行かないものです。緊張すると、早口になってしまう人や逆に余計なことまでしゃべって、時間オーバーになってしまう人など、人の個性、性格で異なるものです。その為、何度も練習して、自分がどういうケースなのかを把握しておくことが良いです。1ページ1分を目安といったのは、この程度が一番、聴き手が理解しやすいスピードだからです。

スライドはちらちらと見ながらでも良いですが、スライドの方ばかり見て、聴講者にずっと、お尻を向けていることのない様に気を付けましょう。自分が偉い先生になった気持ちで、聴講者の目を見渡しながら発表できれば、ベストでしょう。

卒業論文発表の自分の持ち時間の後、質疑応答時間が設けられているのが通常です。その為、想定される質問を予め、複数考えておき、その答えも事前に準備しておくことも上手くやる秘訣です。その質疑応答は発表メモの後ろに付けて置けば良いでしょう。

質問が聞こえづらかった、質問の意味が分かりにくかった場合は、適当な回答をしないで、「もう一度、質問内容をお願いします」と言う様にしましょう。再度、質問を確認することは恥ずかしいことではありません。但し、時間稼ぎの為に、質問を再度、確認する様な行為は避けましょう。

質問の際に使いそうだなと思える資料や付録資料は発表のパワーポイント資料の後ろに参考資料として付けて置くと、いざという時の為に役に立つケースがあります。その為、作っているうちに、不要なページ削除するよりは後ろにまわして、保存しておくと、作業効率が上がるケースがあります。それは、後になって捨てなければ良かった、指導教官との発表練習でこんなことも加えて置いたらという様なアドバイスの際に資料復活の場合があるからです。一から、再度作り直しよりは修正で済ませる方が手間は省けます。
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