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卒論のプレゼン、パワポのスライドについて。

卒業論文、スライドやパワーポイント、プレゼンテーションに関する情報。

卒論のプレゼン、パワポのスライドについて。

大学卒業前の総仕上げとして待ち構えているのが卒業論文。
卒論を書き上げることは、多くの学生が頭を悩ますことですが、やっと書き上げた卒論を提出するだけで完了とならないケースもあります。

それは指導教官の前で、プレゼンをすることです。

しかし、学生の中には人前で自分の研究成果を発表したり、説明した経験がない人もいるかもしれません。

そこでここでは、効果的なプレゼンのあり方について、説明していくことにします。


●プレゼンの目的とは
ビジネスの世界では、プレゼン、すなわちプレゼンテーションをすることは、日日常茶飯事的に行われています。

卒論でも、プレゼンする機会が多くなっていますが、これは単純に卒論の内容を説明するだけではなく、自分の設定したテーマでどのような研究成果が得られたのかを、審査員の担当教員に伝えるものです。
時間にすると、10数分程度で口頭による発表となります。

●プレゼンでは、パワーポイントのスライドの活用が効果的
プレゼンと言うと、卒論のペーパーを手元に置きながら説明をするという昔ながらのスタイルを見ることはほとんどありません。

むしろ視覚的効果を狙って、プレゼンツールソフトのパワーポイントを使うとことが、一般的となっています。

プロジェクターや大型ディスプレイを利用して、教官の前で、パワーポイントのスライドを写し出しながら資料を示して、説明を進めていくのです。

この時に使われるのが、パワーポイントの「スライドショー」という機能。
これは表示モードの1つで、スライドをパソコンに接続されたディスプレイやプロジェクターを通して大きく映し出す方法です。
この機能を使うことで、見る人・聴く日とに対しての理解度を高めてくれる効果があります。

●スライドショーとノート機能を併用すること
また、パワーポイントには「ノート欄」があります。
ここには自分が話す内容をメモ書きとして保存させておくができます。

このノート欄は、卒論の口頭発表の原稿になるものなので、スライドショーで資料をページ送りをしながら、このメモ書き見て、発表を進めていくことで、スムースがプレゼンが可能になっていくのです。

●卒論のプレゼン資料作成のポイント
卒論プレゼンでは、パワーポイントのスライドショーとメモ機能を使うことで、内容を聴いている教官の理解を深めさせることができますが、そのプレゼン資料の作り方=パワーポイントの作り方にも、相手も理解を高める押さえるべき点があります。

●ストーリー展開
パワーポイントでプレゼン資料を作成する上で最も重要なことは、どのようなストーリー展開にするかということです。

たとえ、研究内容が質の高いものであっても、聴く立場の教官が、その研究の必要な背景や理由等を理解させる必要があります。

しかも、初めて聴く人でも理解できるように、自分の話したい点をしっかりとストーリー立てて、資料を作る必要があります。
30~40ページの論文を10数分の時間で、説明できるストーリー展開を考えてまとめることが大切なのです。

●スライドの枚数
10数分でプレゼンをしていくとなると、スライド枚数も考慮しなくてはなりません。
スライド1枚につき、1分程度のトーク時間がかかるとなると、スライド枚数は10ページ~15枚ページ程度で作り上げることが必要です。
この分量であれば、聴く側も早くもなく遅くもな 、ちょうど良いペースで聴きやすいボリュームです。
発表する立場の自分にとっても、精神的にゆとりを持ったプレゼンができるはずです。
それでも、いざ実際にプレゼン本番になると、想定していたよりも時間超過してしまったり、逆に早く終わってしまうこともあります。

しかし、プレゼンでは話す内容を正確に相手に伝えることが重要なので、余裕が生まれるくらいのボリュームにを絞り込むことがいいでしょう。

●プレゼン資料の表現方法
これは見る人に視覚的にもアピールできる作り方にすることです。

特に理系の卒論ともなると、数式が目立って来ますので、どうしても判りづらき発表になってしまうことが少なくありません。
せっかく中身の濃い卒論であっても、相手に伝わらないのであれば、それこそ元の木阿弥です。

そのためにパワーポイントのスライド作成では、できるだけ文字数を減らして、要点のみ箇条書きで明記して、後は口頭で詳しく説明していくのです。

そして、スライドには矢印や記号等をアニメーション機能を使い、スライドインしたり、文字を強調させるような視覚効果でプレゼンの効果を高めるようにしていきます。

人の知覚は目から情報が約80%を占めているとされています。

そのことを考えると、限られた文字数の中で視覚的に訴えるのことが、プレゼンの常套手段なのです。
ダラダラと詳しく説明文を書き並べるよりも、グラフや票にして、見やすい資料にしておくことです。

●プレゼンでの注意点
卒論のプレゼンは、数十ページにも及ぶ内容を十数分で発表しなくてはなりません。
しかし、自分が研究成果をまとめる苦労話を聞いてもらうための場ではないことを自覚しておくことです。
確かに発表する内容は研究価値の高いものですが、この研究に費やした苦労話は全く必要ありません。

そのために、その苦労話が研究成果との関連性が薄いのであれば、全く触れない方がいいのです。

●まとめ
卒論のプレゼンは、自分より研究テーマについてより詳しい研究者に対して自分の研究成果を発表する場であり、卒業に向けた成果発表でもあります。

したがって、学生4年間でどのようなことを学び、どのようなことを導き出すことができたのかを、このプレゼンの最終目標となりますので、パワーポイントで説明資料を作成する上で、ここで説明したことを十分に理解して進めていくことが重要です。
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