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卒論のはじめにの書き方、文系の場合!

文系の卒業論文の初めに、の書き方。

卒論のはじめにの書き方、文系の場合!

卒論は、大学生活の集大成です。4年間で学んだ知見をもとに調査や分析をして、それを文章にまとめます。大変な作業です。その努力の多くは論文の中核をなす本論の部分に注がれることでしょう。筆者としても最も頑張ったところを見てもらいというのが本心ではないでしょうか。

となると、論文の冒頭にある、「はじめに」には何を書けば良いのでしょうか。あくまでもひとつの考えですが、「はじめに」は、この後本当に読んでもらいたい本論の部分に読者を導くための装置だと考えます。

「はじめに」には何を書けば良いのでしょうか。最も必要なのは「問題点がどこにあるのか」です。指導教員の先生によっては「問い」と指導される先生もいらっしゃるかもしれません。自分で選択したテーマについて、まだ明らかになっていない点があったり、検証が必要な部分があったり、疑問点があったりします。それがこの卒業論文執筆の原動力になり、また論文全体を貫く軸となるわけです。この論文はテーマにあるこの問題点に立ち向かっていくものである、という宣言をすることは、読者にとっても執筆者にとってもメリットがあります。読者にとってのメリットは、これからどのような論が展開されていくのからまた執筆者がどのような問題意識を持っているのかを理解した状態でその後の本論へと読み進めていくことです。これから何が始まるのだろうと不安を与えてしまうとその後読者が論文を読み進めていくのが辛くなってきます。読者に要らぬストレスを与えないようにしっかりと論文の方向性を指し示していくと良いと考えます。また、執筆者にとってのメリットは、論文全体に一貫性、統一感を持たせる助けになるということです。「はじめに」自体は「はじめ」と書いてありますが文字通り一番最初に仕上げなくても、本論がある程度かけてから書いた方が早く書ける場合もあります。しかし、この「問題点の所在」の設定だけしっかりと据えておくことは重要です。卒業論文はそれまで課されてきた期末レポートよりも長い文章を書くことになります。そのため各パートを書いているうちに論がぶれたり方向性を見失うことがあります。初めて書くのだからそのようなトラブルは当たり前です。そこで立ち返るのが自分で設定した「問題点の所在」なのです。何のために書いているのか、何のために調査や分析、考察をしているのか。それははじめに設定した問題点に立ち向かうためです。「はじめに」の部分で問題点をしっかりと設定しておくことはその後の論文執筆の道標になります。

次に重要なのは、その問いに対してどのような考えを持つかです。ここで仮説を立てる場合もあるでしょう。その場合は検証した結果どのような答えが導き出せたかを書く必要があります。また、調査から得た結果から立てた問いに対して答えを述べるケースもあるでしょう。ところで、ここで問いに対する答えを書いてしまって良いのかと不安を覚える学生さんもいらっしゃるのではないでしょうか。良いのです。立てた問いも論文全体の方向性を示しますが、それに対する答えを述べることによって、論文の方向性はさらに明確になります。問いと答えを知った上で以降の本論をよむことは読者にとってストレスフリーなことです。なぜなら、立てた問いに対して「どのようなプロセスで答えを導くのか」という点に観点を絞って読み進めることができるからです。

以上、いわゆる「読み手中心」の論文になるように、「はじめに」の部分で書いておいてほしい「問い」と「答え」について説明しました。

ひとつの章(節)として構成する場合、つまり「はじめに」の体裁を整えて書くためには、その問題点の背景にある事実や事象についてや、これまでにどんな研究があったか(なかったか)を、簡潔に書くことや、どんな手法をもちいるかなどを盛り込めば立派な「はじめに」が出来上がります。これらの部分は先に挙げた問いと答えがしっかり設定されていればそれほど苦労しない部分だと思います。

「問題点」と「答え」をしっかり設定することによって、読み手にも書き手にも優しい卒業論文を執筆してください。
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