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卒論のテーマ例、これでバッチリ。

卒業論文のテーマの例について。

卒論のテーマ例、これでバッチリ。

卒論のテーマは所属先のゼミや研究室によってどのように決めるかが違います。教授や担当の指導教員によってテーマを指定されることもあれば、大枠を提示されてその中で自由にテーマを決められることもあるでしょう。所属先の全体的な方針から外れていなければ良いというかなり自由度が高いケースもあります。自分で卒論のテーマを決めなければならない場合には、テーマ選びだけで長い期間を費やしてしまいがちです。テーマをスムーズに考えて選び出せるようにするために、卒論のテーマ例について幅広く触れてみましょう。

・文系の卒論のテーマ
文系の場合には卒論のテーマについてかなり自由度が高い場合がほとんどです。学部学科によってどんなテーマにすべきかがやや異なりますが、典型的なタイトルと概要を例で確認していきましょう。

・デザインの経済性に関するオンライン/オフラインの違い
デザインによる販促効果の違いやコストとの関連性について、オンライン販売とオフライン販売で場合分けして考察するという研究です。経済学部や美術系の大学での卒論テーマとして使えます。

・ノベルティの活用における群衆理論の適用可能性
経済学部でマーケティング理論に基づく考察をしたり、心理学科で群衆理論に基づく研究をしたりするテーマになります。古典的な理論をトレンドのマーケティングと重ねて考察する基本的なやり方です。

・SNSの母集団の違いによるマーケティング効果に関する考察
トレンドのSNSマーケティングを取り上げ、自分なりの切り口で調査と考察を行う卒論のテーマです。SNSの母集団の違いが特徴的な切り口になっています。
・障害者支援における新規施設の活動の実態と展望
福祉におけるトレンドの是非を問う卒論のテーマです。社会的影響力があることからアカデミアでの研究として適しています。


・理系の卒論のテーマ
理系の卒論では理論系か実験系かによってテーマの傾向が異なります。理論系の場合には自分でテーマを決めることが多いものの、実験系の場合には研究室で進めている研究プロジェクトの一端を担う傾向があります。

>理論系の場合

・クラウドコンピューティングにおける暗号化理論の利用妥当性評価
トレンドの組み合わせで生み出せる卒論のテーマで、クラウドコンピューティングと暗号化理論を掛け合わせています。既存の組み合わせを網羅的に調べて妥当性を評価するという切り口なので卒論レベルでも十分に対応できます。

・ノロウイルスの大量感染に関する疫学調査
医療系では疫学調査が卒論によく選ばれます。近年問題になった医療時事に基づいた疫学調査としてノロウイルスを取り上げた適切な例です。

>実験系の場合
・新規超電導ポリマーの重合度の違いによる物性の変化
実験系の場合には所属先の研究室の知見に基づいたテーマが基本です。所属先で開発された新規超電導ポリマーについてどのような可能性があるかを調べるため、重合度と物性という組み合わせで研究内容を定めています。

・アルコール代謝酵素の反応速度論的解析
所属先で発見された、あるいは研究対象として取り上げているアルコール代謝酵素に関するテーマです。反応速度論的解析によって酵素のメカニズムを考察するのを目的にしているのが特徴で、方法論は確立されているので卒論に適しています。

・コロナウイルスの物質耐性に関する研究
コロナウイルスや感染症についての研究をしている所属先の場合には物質耐性を研究テーマにすることもできます。試行錯誤を繰り返す探索的な研究になるので、実験手技を学びながら研究を進める卒論生に向いているテーマです。


このように卒論では古い理論やトレンドの内容を組み合わせたり、所属先のゼミや研究室で研究している題材を他の切り口で考察したりすることでテーマを作ることができます。新規性の高いテーマに取り組めるほど時間も知識も技術もないので、理論的な部分は既存のものを用いるようにするとスムーズに取り組むことができるでしょう。
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