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卒論とは?そもそも卒論って何?

卒業論文とは?卒論って何なの?

卒論とは?そもそも卒論って何?

大学4年生が近づくと、必ず見えてくる難問、それが卒業論文です。
なんだかすごく大変らしい、レポートと同じじゃないの?、一夜漬けでなんとかなるでしょ、と曖昧な認識をしている方も多いでしょう。

卒業論文とは、大学在学の集大成として書き上げる、大きな試練です。
字数にして、およそ2万字以上、原稿用紙にすれば、50枚以上の文字量を求められます。
しかも、卒業論文として認められなければ留年することもある、とても重大な書類なんです。
もちろん、一夜漬けでは到底追いつけるものではありません。

もう少し詳しく紹介していきましょう。
卒業論文の最大の特徴の一つに「テーマを自分で決める」ということがあります。
授業のレポートなどでは、教授サイドがトピックなどを取り上げて、「○○についてのレポートを提出するように」と、問いや疑問定義を行ってくださいます。
しかし、卒業論文の場合、問いや疑問定義は自分で行わなければなりません。
普段の生活、読書などを通して、自分にとって興味のある分野について、ある程度の目星をつけておく必要があるんです。
大抵の場合は教授のゼミなどに所属し、助言を受けながらテーマを決めていくので、完全に放り出されるわけではありません。
主体性が必要、ということなんです。

仮にテーマが決まったとしても、安心することはできません。
まだ本文を書きだすことはできないんです。
卒業論文の構成には、論理的推論、証明、検証を経て、結論を導く、という流れがあります。
理系、文系にかかわらず、この流れはあまり変わらないようです。
難しいのは、「論理的推論」「証明・検証」です。

理系の場合には、短い一文を書くごとに、膨大な実験を繰り返す必要があります。
しかも、大学でしかできない実験の場合は、学校や器具が空いているときにしかできません。
実験器具が不測の故障を起こした場合、長い間実験ができない、ということもあり得ます。
チームで行う場合、チームメンバーとの連携も大事なってきます。
スケジューリングを適切に行っていないと、締め切りに間に合わないこともあるそうです。

文系の場合も安心はできません。
「頭の中の想像だけでいいんだから、簡単だ」とたかを括っていては痛い目をみます。
文系の卒業論文の難しいところは、「結果があるとは限らない」「正解がない」ということです。
いかに教授を納得させられる、論理的推論ができるか、にかかっています。
生半可な理論では、卒業論文は認められません。
大量の文献参照、客観的な読み直しが何度も必要になってきます。

理系文系、いずれの場合も、膨大な時間を費やす必要があるのに変わりはありません。

卒業論文は大学という訓練場で、いかに自分が成長できたかを試す力試しの場所でもあります。
そして同時に、学問の発展そのものに研究する、一つの研究報告でもあるんです。
たくさんの時間、工程が必要な、重要な書類です。
ところが、卒業論文を作り始める大学4年生は、ちょうど就職活動の時期と重なります。
インターンシップや説明会に通いつつ、大学のゼミに参加しつつ、実験や文献探しをしなければなりません。
就職活動に時間をとられすぎて、卒業論文がおろそかになれば、卒業を認められず、内定が取り消されることもあります。
卒業論文に時間をかけすぎると、今度は就職活動が遅れて、希望の職種につけない可能性があります。

だからこそ、卒業論文はとにかく早めにとりかかることが必要です。
特に最初の難関、テーマ設定では、日頃の大学での生活態度が如実に表れてしまいます。
日頃からあらゆる物事に目を光らせ、授業内容などに関心を抱いておけば、テーマ設定はずっと楽に行えることでしょう。
卒業論文は、大学に入ったその瞬間から始まっている、ともいえるのです。
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