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卒論、番号の振り方ってどうやるの?

卒業論文の番号のふり方。

卒論、番号の振り方ってどうやるの?

卒論での番号の振り方と一口に言っても、章立ての番号の振り方、図と表に対する番号の振り方、参考文献はどうすれば良いのという様に、複数の書類の番号付けがあります。それらを順に解説していきます。

1)章立てに対する番号付け
一般的な章立て構成は要旨(アブストラクト)、第1章 序論、第2章、第3章、第4章、第5章 まとめ、謝辞、参考文献、本論文に対する口頭発表、海外発表の発表リストです。卒論なので海外発表する機会は非常に少ないですし、口頭発表についても、指導教官の先生が慣れる練習だからと、トライされる先生もいれば、卒論ではなくても良いとする先生もおられると思いますので、要旨から発表リストまで必ず揃っている必要はありません。最大に記載するケースを想定して、構成立てを記載しましたので、章立てはこういう感じかと思ってもらうだけで十分です。

ということは卒論での本文に関して、章に関する番号付けが必要なのは、第1章から第5章ということは明らかになります。第1章は章のみで節を設ける必要は一般的にはしていないのが普通です。節って何?と思う人がおられるかも知れないので、説明しておくと、Web記事でいう小見出しに当たります。第5章 まとめは「~についてまとめる」と書いた上で、箇条書きで列挙した卒論をよく見かけます。

第2章から第4章までは理系の卒論かあるいは文系の卒論なのかによって、章ごとのタイトルの違いがあるでしょうから、章番号のみ記載しています。勿論、必ず、2章から4章まで必須ではなく、多少、増えても減っても、問題はありませんが、卒論がうすっぺらになる、だらだらと長くなり何を言いたいのか分からなくなる様な事がないように注意して下さい。

次に、章以下の組み立てをいきます。
一つの方法は、
第2章 XXXX
2.1 xxxx
   2.1.1 yyyy
  2.2 aaaa
   2.2.1 ccccc
  2.3 bbbb

という感じで章の下を節(小見出し)で分けていきます。小見出しに分ける理由は同じ章の中でも話の持って行き方で、記載する項目が分けられるはずです。小見出しが無ければ、その章を全て読む必要があるかも知れませんが、節分けしておけば、読む側は目次を見ると章の中に何が書かれているかの想定がやり易いので、その方が便利であり、後輩があなたの卒論を参考にする際も便利です。

2.1や2.1.1という記載方法で説明しましたが、2-1や2-1-1という様に、ハイホンを使っても問題はありません。所属研究室の方針にその辺は従えば良いので、諸先輩の卒業論文を参考にしましょう。

2)図や表の番号付け
次に、図や表の番号付けについて、説明していきます。例えば、図3.1やあるいは図3-1という風に章単位で図と表の番号を管理するのが、一番やり易いです。節まで図番号に含めて、図3.1.1やあるいは図3-1-1と番号付けしても構いません。
図3.1の場合は章が変わらない限り、1番から順番に番号を付けて行けば良いです。図3.1.1の場合、3.1節の最初の図であることを3.1.1は表していることになるので、章の下の節単位で番号づけされています。個人的には、余り、複雑化したくはないので、図3.1やあるいは図3-1の辺りが無難な方法です。ワードでこういった番号管理もできますが、慣れていないと、パソコンに使われている感じになるので、できるだけ簡単に、かつ、研究室の先輩の論文に見習うというのが一番、スムースに進むのではないでしょうか。

3)参考文献の番号付け
参考文献の番号付けは参考にした文章の最後に上付き文字で2)という風につけるのが一般的です。問題は章ごとに参考文献リストを付けるのか、あるいは卒業論文全体として参考文献リストを付けるかは注意して下さい。章ごとに参考文献を付けた方が楽ですが、卒業論文の最後にまとめて、参考文献リストとするケースが主流だと思います。手動でこの参考文献番号の番号付けを行なっていると、修正を繰り返して、文章が、がっさりと前後に入れ替えになった際には、参考文献の番号が狂ってしまうので、注意しましょう。その為にワードの番号付けツールを使うのです。大きなプロジェクトの仕事の報告書になると、文良は多い上に、章、節の組み立てまで深くなるので、一回で、すんなり記載して終わりになれば良いのですが、そうは行かず、何度も修正が入るので、その度に番号の体裁を整えるのは非常に面倒で無駄な作業になるので、この辺はパソコンの自動機能を使用します。

4) まとめ
卒業論文の番号付けと言っても、複数の番号付けがあることが分かったと思います。社会に出ると、この程度では終わらない報告書の作成に携わる可能性も出てきますので、納期に間に合わないとなってドタバタで卒論を仕上げるよりは、将来社会人になった時の練習と思い、しっかりと仕上げて下さい。
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