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卒論の結論に書くべきこととは?

卒論、結論どうしていますか?

卒論の結論に書くべきこととは?

卒業論文の結論部分で悩む方は、意外と多いことでしょう。

ようやく書き上がった卒業論文の最後尾、ビシッと決めなくちゃならない部分です。
力が入って、不安になることもあると思います。

一方で、言いたいこと、必要なことを書ききったあとにくる部分でもあります。
これ以上何を書いたらいいのかわからない、と悩んでしまうこともあるでしょう。

卒業論文の締めにあたる、結論。
おろそかにはできません。
今回は、そんな卒論の結論に書くべきことについて解説します。


卒論の結論部分とは、卒業論文全体の構成、序論、本論、結論、の一番最後にくる部分です。

卒論全体における「まとめ」の役割を担っており、多くの場合、卒論を書く最後の段階になって書き込みます。
卒論の結論部分は、全体をまとめあげているので、この部分を読めば、何についての卒論か、わかるようになっています。
どのようなことを書けば、卒論の結論として正しく収まるのでしょうか。

まず必要なのは、本論の要約です。
卒論の中で何を述べていたのかの振り返りが必要となります。
序論でどのような疑問提起をしたのかを思い出し、本論でどのような検証をしたのかを、ざっくりとまとめます。
この要約部分が、卒論の概要を示す部分にあたります。

もちろん、本論を通してわかったことの結果を書くのも欠かせません。
実験や考察により、わかったことをまとめる必要があります。
仮に、最初に仮定してた結論と違う結果が出たとしても、正直に書きましょう。
間違っても、「成功した体」で書くことは許されません。

どうすればよかったかの反省や、今後の対策などについて書くのも大事なことです。
結論から導き出される、新しい疑問提起や、問題解決の方法を書くのもよいでしょう。

自分の後に研究する人のために、課題を残しておけば、後輩たちに卒業論文のヒントを残していくことができます。
卒論は、限られた時間との勝負でもあります。
どうしても時間が足りず、満足な研究ができなかった場合は、このように後輩に託すこともできるんです。

また、感想を書く方法もありますが、卒論に感想を書くことは、あまりよしとされていません。
総括としてよい、とされている所もありますが、「感想文ではない」と指摘される可能性が出てきます。
できるだけ避けることが無難といえるでしょう。


最後に注意したいのが、卒論の結論で絶対に書いてはならない、二つの事柄です。
それが、「本論にないこと」と、「突飛な結論」です。

本論では研究していないこと、考察していないことを、後からの思いつきで付け足すのは避けましょう。
あくまで結論部分は「まとめ」の役割を果たす部分なので、読者が混乱してしまう可能性があります。
「次の研究に繋がる課題提供」なら問題ありませんが、結論から新しい研究を書き始めてしまうのはいただけません。
あくまでも、自分の卒業論文の範囲から逸脱しすぎないよう気をつけましょう。

そして、例え本論から導き出した結論だとしても、突飛なものは承認されない可能性があります。
何度も卒論を読み返していると、結局自分が何を言いたかったのか、わからなくなるケースがあります。
誰が辿っても、誰が読んでも同じ結論にたどり着くかどうかを、見直しましょう。
無意識に突飛な結論に着地していないか、身近な人に確認してもらうのもいいかもしれません。


いかがでしたでしょうか。
卒論の結論部分は、全体をまとめる、重要な部分です。
後少し、の最後部分で力を抜かず、気を引き締めて取り組みましょう。
もし、どうしても結論に困った場合は、指導教員(教授)に相談してみましょう。
具体的な対策や、参考となる文献、今まで気づかなかったポイントなどを教えてくれるかもしれません。
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