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動機と目的の違いを教えて!

論文や研究において、目的と動機はどう違うのか?

動機と目的の違いを教えて!

卒論と言うと何となくとにかく長い文章を書きつつ図や資料を加えていくというイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。
実際にそういった内容のものがほとんどなのですが、ここで気になる疑問を持つ方も少なくありません。
それは動機と目的の違いです。
一見似ているように思えますが、実は異なった意味合いの言葉であり、混同してしまうことでせっかくの卒論の質が低下してしまうことも多くあります。
そんな卒論の動機と目的の違いについて項目を設けて説明していきましょう。

■論文における動機と目的の違い
最初にこれらの結論を言えば、その論文を書くに至った原因が動機、論文で得ようとしているものが目的になります。
乱暴な例えですが魚釣りに例えれば、なぜ魚を釣りに行ったのかというのが動機、魚釣りでどんな魚を釣るつもりなのかというのが目的になります。
このように行動(研究調査)をするための理由が動機、どういった疑問(標的)を調査するのかと言ったものが目的です。
イメージ的に卒論のテーマの序盤に書くことから混同されがちですが、こういった違いをしっかり知って分けて書くことで、より内容のしっかりした卒論を書くことができるのではないでしょうか。
次の項目からは、動機と目的についてもう少し踏み込んで解説をしていきます。

■卒業論文における動機とは
卒業論文における動機は、なぜこの論文を書いたかという理由を述べる部分です。
やや踏み込めば学問的動機でなくてはいけません。

先ほど魚釣りで例えましたが、魚を釣りに言った理由が個人的な動機(暇つぶしやお腹がすいて魚を食べたいと思ったといったもの)ではなく学問的動機(あの池には誰も魚の調査をしたことがないので池の魚の生態を調査したいと思った)と言った動機である事が必要なのです。
さらにこの学問的動機も一年生あるいは一回生の考えそうな幼稚な動機ではなく、やや高度なものでなくてはいけません。
例えば、同級生の学習レベルの人が納得のいくレベルあるいは、指導教員の知的水準である必要があります。
池の魚ならば、何が住んでるか気になったというレベルではなく、周辺の湖沼における生態とこの池の生態は異なるのか疑問に思ったという主旨で、すでに調査が終わって事実が判明している資料や先行研究などを持ち出して淡々と書いて行きましょう。
レベルが分からないという場合は、同学科や同コースの過去の卒論などを見て、レベルを知るというが手っ取り早い方法と言えます。

■卒業論文における目的とは
卒業論文における目的とは、釣りの例に例えるならどんな魚を釣りに行くのかと言った内容です。
こちらも踏み込んで解説をすると、動機で述べた理由や動機を補うために用いた資料や先行研究を引き合いに出して、何をするのかを主張する項目になります。
この論文を通じて何を明らかにするのかと言ったことを書いていく場面ですから、この卒論で実現できるような内容にする事が重要です。
先ほど触れた、池でどんな魚を釣るというもので、フナや鯉など考えられそうな目的の魚であれば良いのです。
現実的でない、例えば池でカジキマグロやカツオを釣るといったものでは目的にはなりません。
このように卒論のゴールとなりそうなことを整理して書くということが目的なのです。

■まとめ~違いを知って良い卒論を書こう~
卒論の動機と目的は、何となく似ていると思われがちです。
しかし、実際は研究や論文を書くうえで書くに至った理由と明らかにしたいことを主張するといった違いがあります。
これらの違いを明確に整理してそれぞれで主張することによって研究全体のデザインが明確になり、卒業論文も多くの学生、あるいは教員に理解されやすい優れたものになるのではないでしょうか。
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