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卒論の一万字って大変?どうやって終わらせる?

卒業論文、1万字はどんなに大変なのか?

卒論の一万字って大変?どうやって終わらせる?

卒論一万字と聞くとすごく大変そうに聞こえます。
一万字は四百字詰め原稿用紙二十五枚です。
高校までにやってきた作文といえども、おそらく二千字ぐらいではないでしょうか?
作文五つ分を仕上げる量と考えてしまうために、大変そうに思えるのです。

実は、卒論一万字は思ったよりも難しくありません。
ここでは卒論を一万字を終わらせる方法について書いていきます。


まず、卒論の構成を見ていきます。
卒論は、

1.論文要旨
2.序論・問題提起
3.本論(本論の根拠になっている理論や先行研究の説明)
4.本論(自分のまとめた結果)
5.まとめ・課題など

という構成になっています。

卒論本文は、2から5までとなっていますので、この中が一万字以上になるようにします。


次に2から5までのどの部分で文字数を稼げるかを見ていきます。

5はまとめ・課題なので、卒論全体のまとめになっていますので、文字数は稼げません。
また、2の序論・問題提起は、この卒論を書くに至った問題点を書く部分なので、あまり文字数は稼げません。

従って、稼げる部分は3と4の本論です。


本論が最も文字数を稼げることがわかりました。

そこで注目するのが「3.本論(本論の根拠になっている理論や先行研究の説明)」の部分です。


実は本論の根拠になっている理論や先行研究の説明が一番稼げるのです。

というのも、本論が正しいことを示すためには、どのような理論や先行研究を使っているかを卒論を読む人に正しく伝える必要があります。

そのため、卒論で用いる理論や先行研究について詳しく説明する必要がでてきます。

その理論や先行研究を一番よく知っているのは、卒論を書く本人です。

自分の知っている内容をその理論や先行研究を知らない人にわかりやすく、詳しく説明するのです。

新たにわかったことや発見したことを書くのではありません。

理論の書かれている文献や先行研究の論文をそのままコピーすることはNGですが、自分の言葉で書くのです。

つまり、「3.本論(本論の根拠になっている理論や先行研究の説明)」の部分を詳しく説明する文章を書くことで、卒論の文字数が大きく稼ぐことができるのです。


また、「4.本論(自分のまとめた結果)」も文字数を稼ぐことができる部分です。

例えば、ある一つのグラフができたとします。

すると

・グラフの縦軸と横軸の説明
・グラフの表している内容の説明
・グラフからわかること

と1つのグラフで説明することがたくさんでてきます。

このように、ある一つの事実からわかることを詳しく書くことで、文字数を稼ぐことができるのです。


ここで、詳しく説明を書くときのポイントがあります。

それは、「卒論を読む人は、このくらいのことはわかっているだろうから、書かなくてもいいだろう。」と思わず、省略せずに全て書くことです。

すなわち、卒論の説明では、卒論で行っている研究テーマを全く知らない人が読んでも卒論を終えるぐらい詳しく説明する文章を書くのです。

こうすることで、文字数を多く書くことができるのです。


省略せずに書くメリットは思わぬ効果を生むことができます。

卒論を書くぐらいですから、自分はその研究について一番よく知っています。

つい自分が基準になって、この内容は書かなくてもわかるだろうと思ってしまいがちです。

でも、一番よく知っている自分が基準ですと、卒論を読む他の人はその卒論を理解するのが難しくなってしまいます。

しかし、省略せずに説明を書くことで、その卒論の研究成果のすごさを、そのテーマを知らない人にも伝えることができるのです。

そして、その卒論を他の人に評価してもらえるのです。


このように、卒論を一万字書くのは、どこが一番ボリュームを増やせるかに注目して書くことで、達成することができます。

文字数を稼げるのは、「3.本論(本論の根拠になっている理論や先行研究の説明)」の部分と「4.本論(自分のまとめた結果)」です。

ぜひ、この二つの章に注目して書いてみてくださいね。
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