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卒論で図の位置はどうしたらいいの?

卒業論文で使う、図の位置について。

卒論で図の位置はどうしたらいいの?

卒論の内容をわかりやすくするためには図の利用が重要です。図を自分で作成したときにも、論文やインターネットサイトなどから引用するときにも、挿入する位置をどうしたら良いかが疑問になりがちです。卒論では図の挿入位置をどこにするのが適切なのでしょうか。この記事では図の位置について一般的な方法と注意点を紹介します。

#卒論の図の位置には2通りのパターンがある
卒論の図の位置は大きく分けると2通りのパターンがあります。1ページ全体に図を入れるパターンと、本文に埋め込むパターンです。大学や学部から図の挿入方法についてのガイドラインが出されている場合にはガイドラインの内容に従う必要があります。本文に埋め込むのを原則にしているケースもあるので、ガイドラインは必ず確認しておきましょう。
大きな図を使用するときには1ページを図に使った方が見やすくなります。細かなデータが記載されている場合には図を大きくした方が読み手にとってやさしい仕上がりになるので効果的な方法です。 本文に埋め込むのは自然な流れで卒論を読み進められる点が優れています。小さな図であれば本文に埋め込むのは簡単です。本文に埋め込んだ方がテキストを読みながら図の内容を確認しやすいので、読み手の理解を深めやすい傾向があります。
卒論のガイドラインで特にどちらのパターンにする必要があるかを指定されていないのであれば、図の大きさや役割に応じて挿入方法を決めます。パターンによって図の位置の基本的なルールにも違いがあるので気を付けましょう。

#ページ全体を図にするときの図の位置
ページ全体を図にするときには本文で図について言及した後に挿入します。5ページで図について言及したら、6ページを図にするのが原則です。最初に言及したページの直後に挿入するのが一般的で、図のページの後でまたその図に言及しても構いません。5ページで最初に図の説明をした後、7ページでもう一度その図に戻って議論をするのは問題ありません。しかし、複数のページにわたって図に言及する場合に、すべての言及が終わってから挿入するとわかりづらくなります。最初に図表番号が出てきたときに、すぐに図が見つからないからです。
また、ページ全体を図にするときには段落の途中であっても挿入して構いません。5ページ目で図に言及し、次のページにまで段落が続いているときでも6ページ目に図を挿入できます。図に言及した段落が終わった次のページを図にすることも可能です。段落の長さや次の段落以降で同じ図に言及するかどうかを考えて、読みやすい位置に図を挿入しましょう。

#本文に埋め込むときの図の位置
図を本文に埋め込むときにも、ページ全体を図にするときと図の位置についての基本的な考え方は同じです。本文のテキストで図について言及した後に図を挿入します。本文に埋め込むときには段落単位で考えて挿入位置を決めるのが一般的です。図に言及した段落が終わったところで図を挿入します。
ただ、段落がページの下の方で終わったときには図を挿入できるスペースがない場合もあります。この際にテキストの長さを調整したり、図の縮尺を変更したりして無理に同じページに挿入する必要はありません。図は見やすいサイズにしたまま、次のページの一番上に表示するのが原則です。
もしテキストと図を一目で見てもらいたいのであれば段落の途中に挿入しても構いません。例えば、段落の最初の数行で図に言及し、卒論ではっきりと伝えたいことを書いている場合があります。段落の始まりがページの下の方になっていて、段落の後半と図が次のページになってしまうこともあります。図が次のページになってしまうと主張が伝わりにくくなるというときには、段落の途中であっても図を挿入することが可能です。ページの下端に合わせるように図の位置を調整するのがこのようなときの基本的なルールです。ただし、大学や学部からガイドラインが出されていて、段落の間にしか図を挿入してはならないといったルールがある場合にはこの方法は使えないので注意しましょう。テキストの長さを調整したり、図を複数に分けたりして主張を伝えやすくする工夫が必要になります。
なお、本文のテキストと図の間には0.5行~1行を空けるのが一般的なルールです。卒論の全体を通して同じ間隔を空けるようにすると体裁が整います。

#まとめ
卒論ではガイドラインに従って図の位置を決めるのが原則ですが、必ずしも大学や学部が図の位置まで細かく指定しているとは限りません。ガイドラインがないときや図の位置について指定がないときには一般的な論文の書き方に合わせて図を挿入しましょう。1ページを図に使うパターンと本文に埋め込むパターンでは図の位置に違いがありますが、基本的には本文で言及した直後に挿入します。本文に埋め込むときには段落の間に入れるのを原則として、体裁も考えながら図を挿入する位置を決めるのが大切です。
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