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卒論発表の場合、スライドってどう作る?

卒業論文(卒論)の発表は、大学生活の集大成であり、研究の成果を他者に伝える重要な機会です。発表を成功させるためには、スライドの作成が非常に重要です。適切にデザインされたスライドは、発表内容をわかりやすく伝え、聴衆の理解を助けます。今回は、「卒論発表の場合、スライドをどのように作るのか」について、具体的な手順やポイントを詳しく解説します。

1. スライド作成の基本方針
1.1 目的の明確化
スライドの目的は、研究の要点を明確に伝え、聴衆が理解しやすいようにすることです。内容を簡潔にし、視覚的にわかりやすい情報を提供することが重要です。

1.2 一貫性の保持
スライド全体のデザインやフォーマットを一貫させることで、プロフェッショナルな印象を与えます。フォント、カラー、レイアウトなどを統一することが大切です。

2. スライドの構成
2.1 タイトルスライド
最初のスライドには、発表のタイトル、発表者名、所属、指導教授の名前を記載します。

例:
タイトル:日本の高齢化社会における介護制度の課題と解決策
発表者:田中一郎
所属:〇〇大学社会学部
指導教授:山田太郎教授
2.2 イントロダクション
研究の背景、目的、意義を簡潔に説明します。ここで聴衆に研究の全体像を理解させることが重要です。

例:
背景:日本の高齢化が進む中、介護制度の重要性が増している。
目的:介護制度の現状と課題を分析し、解決策を提言する。
意義:社会政策の改善に寄与するための具体的な知見を提供。
2.3 文献レビュー
研究に関連する先行研究の概要を紹介します。主要な研究をいくつか取り上げ、その結果や示唆を簡潔にまとめます。

例:
Smith (2020):日本の高齢化社会が介護制度に与える影響を分析。
Tanaka (2018):介護施設の不足や介護職の労働環境の改善が必要と指摘。
2.4 研究の方法
使用した研究方法やデータ収集の手法を説明します。具体的な手順や使用したツールなども含めます。

例:
調査方法:アンケート調査、インタビュー
対象:東京都内の介護施設
データ収集期間:2022年4月~2022年6月
2.5 研究結果
研究の主要な結果を示します。データを視覚的に示すために、グラフや図表を活用します。

例:
グラフ:アンケート結果の棒グラフ
表:インタビューの主な回答
2.6 考察
結果の解釈や研究の意義、今後の課題について議論します。研究結果がどのような意味を持ち、どのように活用できるかを説明します。

例:
結果の解釈:介護施設の不足が深刻であることが確認された。
意義:介護政策の改善に対する具体的な提言が可能となった。
今後の課題:より広範な地域での調査が必要。
2.7 結論
研究の総括と主要な結論を簡潔にまとめます。研究の貢献と今後の展望についても言及します。

例:
総括:日本の高齢化社会における介護制度には多くの課題がある。
結論:介護施設の増設と介護職の待遇改善が急務。
展望:さらなる調査と政策提言を続ける必要がある。
2.8 質疑応答
最後のスライドには「質疑応答」と記載し、質問を受ける準備をします。このスライドで発表を締めくくります。

3. スライドデザインのポイント
3.1 シンプルなデザイン
スライドはシンプルで見やすくすることが重要です。過度な装飾や色の多用は避け、情報を明確に伝えることに集中します。

例:
フォント:明瞭なサンセリフフォント(Arial、Calibriなど)
カラー:コントラストの高い色(背景は白、文字は黒など)
レイアウト:シンプルなグリッドレイアウト
3.2 図表の活用
グラフや図表を活用して、データを視覚的に示します。棒グラフ、円グラフ、表などを適切に使用し、データの傾向や比較をわかりやすく伝えます。

例:
棒グラフ:異なる年の介護施設数の変化を示す。
円グラフ:アンケート結果の割合を示す。
表:インタビュー結果の要約を示す。
3.3 テキストの要点化
スライドに記載するテキストは要点を絞り、簡潔にまとめます。長文は避け、箇条書きやキーワードを用いて情報を整理します。

例:
悪い例:「日本の高齢化社会は急速に進行しており、それに伴い介護施設の需要も増加しているが、現在の供給状況は不足している。この問題に対して政府は政策を強化する必要がある。」
良い例:「高齢化の進行 → 介護施設の需要増加 → 現状の供給不足 → 政策強化の必要性」
3.4 一貫性のあるフォーマット
スライド全体でフォーマットを統一し、一貫性を持たせます。フォントサイズ、色、レイアウトなどを統一することで、視覚的な流れを保ちます。

例:
タイトルフォント:24ポイント
本文フォント:18ポイント
見出しカラー:濃い青
本文カラー:黒
4. プレゼンテーションの練習
4.1 繰り返しの練習
発表の練習を繰り返し行うことで、自信を持って話せるようになります。タイムマネジメントも重要で、制限時間内に収めるように練習します。

例:
鏡の前で練習:自分の話し方や姿勢を確認
録音・録画して確認:自分の発表を客観的に評価
4.2 フィードバックの活用
指導教授や同級生からフィードバックを受け取り、改善点を把握します。フィードバックを基に発表内容やスライドを修正し、より良いプレゼンテーションを目指します。

例:
模擬発表:指導教授や同級生からのフィードバックを受け取る
修正と改善:フィードバックを基にスライドや話し方を改善
4.3 質疑応答の準備
予想される質問をリストアップし、それに対する回答を準備します。指導教授や同級生から模擬質問を受けることも有効です。

例:
予想質問:「研究方法において、他にどのような方法が考えられますか?」
回答準備:「他の方法として、定性調査やケーススタディが考えられます。」


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