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卒論の題目ってどう決めればいいのか?

卒業論文(卒論)の題目を決めることは、論文執筆の第一歩であり、非常に重要な作業です。適切な題目を選ぶことで、研究の方向性が明確になり、効果的に作業を進めることができます。この記事では、卒論の題目を決めるための具体的なステップや考慮すべきポイント、題目決定のヒントについて詳しく解説します。

1. 興味と関心を見極める
自分の興味と関心を明確にする
まず、自分がどの分野に興味があり、どのようなテーマに関心を持っているかを明確にします。興味を持って取り組むテーマは、モチベーションを維持しやすく、研究を深めることができます。

質問例:

どの授業が一番楽しかったか?
どのトピックについてもっと知りたいと思うか?
将来のキャリアに関連するテーマは何か?
2. 研究分野のトレンドを調査する
現在の研究トレンドを調査
選んだ分野の最新の研究トレンドやホットトピックを調査します。学術論文、専門誌、学会発表などを参照して、現在どのようなテーマが注目されているのかを把握します。

情報源例:

Google Scholar
JSTOR
Academic Journals
学会やカンファレンスの発表資料
3. 先行研究をレビューする
先行研究のレビュー
関連する先行研究を徹底的にレビューし、どのような研究がすでに行われているか、どのようなギャップがあるかを特定します。自分の研究がどのように新しい視点や貢献を提供できるかを考えます。

質問例:

どの研究が既に行われているか?
どの部分がまだ十分に解明されていないか?
自分の研究がどういった新しい視点を提供できるか?
4. 指導教官と相談する
指導教官との相談
指導教官に相談し、テーマや題目についてアドバイスをもらいます。指導教官は専門的な知識と経験を持っているため、適切な方向性を示してくれるでしょう。

質問例:

このテーマは研究に適しているか?
どのようなアプローチが効果的か?
参考になる資料やリソースはあるか?
5. 具体的な題目を作成する
具体的かつ明確な題目
題目は具体的で明確にすることが重要です。曖昧な題目は研究の方向性がぼやけてしまいます。具体的な対象、方法、目的を明確に示す題目を作成します。

例:

良い例: 「SNS利用が大学生の心理的幸福感に与える影響:日本の大学生を対象とした定量的調査」
悪い例: 「SNSの影響について」
6. 題目を検証し、修正する
題目の検証と修正
作成した題目を検証し、必要に応じて修正します。題目が具体的で明確か、研究の範囲が適切か、実行可能な研究であるかを確認します。

チェックリスト:

研究の目的が明確に示されているか?
研究の範囲が適切に設定されているか?
実行可能な題目であるか?
先行研究との関連性が明確に示されているか?
具体例
以下に、いくつかの分野ごとに具体的な題目例を示します。

科学分野
「新しい触媒を用いた有機合成反応の開発とその応用」
「微生物の遺伝子編集技術を用いた環境浄化の研究」
社会学分野
「SNS利用が若者のコミュニケーションに与える影響:質的分析」
「移民政策が地域社会に与える影響:ケーススタディ」
経済学分野
「地域経済における観光産業の役割と持続可能性」
「フィンテックの普及が中小企業の資金調達に与える影響」
まとめ
卒論の題目を決める際には、自分の興味と関心を明確にし、研究分野のトレンドを調査し、先行研究をレビューすることが重要です。指導教官と相談し、具体的で明確な題目を作成し、検証と修正を繰り返して適切な題目を決定しましょう。

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