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文系の卒論、引用ばかりになってしまう。こういう時は?

卒業論文を書いていると、引用ばかりになってしまうという悩みを抱える文系の学生は少なくありません。引用は論文の信頼性を高めるために重要ですが、自分自身の考察や分析を盛り込むことも同様に重要です。この記事では、引用ばかりの卒論になってしまう場合の対処法と、自分の声を強調するためのヒントを紹介します。

1. 自分の視点を明確にする
研究の目的と主張を再確認
卒論の主題や主張を再確認し、自分の視点を明確にしましょう。何を主張したいのか、どのような結論に導きたいのかを明確にすることで、自分の言葉で書く部分を増やすことができます。

自分の意見や考察を強調する
引用を使用する際は、必ず自分の意見や考察を加えるようにしましょう。引用した情報をそのまま述べるだけでなく、その情報に対する自分の見解を述べることで、論文全体に自分の声が反映されます。

2. 引用のバランスを考える
適切な引用の割合
引用は重要ですが、論文全体のバランスを考え、適切な割合に保つことが必要です。一般的には、自分の言葉と引用の割合は、50:50よりも自分の言葉が多い方が理想的です。引用はあくまで補足資料として使用し、主な内容は自分の考えで構成するように心がけましょう。

引用の目的を考える
引用をする際は、その引用が論文にどのように貢献するかを考えましょう。引用が自分の主張を補強するためのものである場合、それがどのように関連しているかを明確に述べることが重要です。引用の前後に、自分の解釈や分析を加えることで、引用が論文の一部として自然に溶け込みます。

3. 自分の言葉で再表現する
パラフレーズを活用する
引用ばかりになってしまう場合、自分の言葉で情報を再表現する「パラフレーズ」を活用しましょう。原文の意味を変えずに、自分の言葉で説明することで、自分の声がより強調されます。

要約を取り入れる
長い引用を避けるために、要約を取り入れることも有効です。引用したい部分の要点をまとめ、自分の言葉で要約することで、論文の流れがスムーズになり、自分の考えがより明確に伝わります。

4. 批判的思考を取り入れる
引用の批判的検討
引用した文献や情報に対して批判的な視点を持つことも重要です。その引用が本当に正しいのか、他の視点や反論があるのかを検討し、自分の見解を述べることで、論文の深みが増します。

多角的な視点を持つ
一つの引用に依存するのではなく、複数の情報源を比較し、多角的な視点を持つことが大切です。異なる視点を紹介し、それに対する自分の考えを述べることで、論文全体がバランスの取れたものになります。

5. フィードバックを受ける
指導教員や同級生からのアドバイス
指導教員や同級生に論文を読んでもらい、フィードバックを受けることで、引用ばかりになっている部分に気づくことができます。他人の視点から見た改善点を取り入れることで、自分の声をより強調した論文に仕上げることができます。

複数回の見直し
論文を書き終えたら、複数回にわたって見直しを行いましょう。引用のバランスや自分の考察が適切に反映されているかをチェックし、必要に応じて修正します。

まとめ
引用ばかりの卒論になってしまう場合、自分の視点を明確にし、引用のバランスを考え、自分の言葉で再表現することが重要です。

なお、以下のページで卒論制作に役に立つ論文をダウンロードすることができます。

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